子どもたちは未来の日本の宝物です。しかし、そんな子どもたちを取り巻く環境は日に日に深刻さを増し、やさしさや思い遣りに欠けた子どもたちの増加は、日本の将来に暗い影を落としています。「心の教育・女性フォーラム」は、子どもたちの心の荒廃が社会問題とされる中、設立された女性による組織です。フォーラムでは女性のこまやかな視点から心豊かな子どもたちを育む環境を考え、心の教育の充実を図るための活動を推進しています。

 


■第5回シンポジウム開催報告

 
日 時:平成17年 12月7日(水)午後2:00〜4:00

主 催:心の教育・女性フォーラム

テーマ:「教育とは何かー真の日本人を育むために」

会 場:ホテルグランヴィア京都

シンポジスト:服部幸應 服部栄養専門学校校長

        冨田和巳 こども心身医療研究所所長

        有村治子 文部科学大臣政務官・参議院議員

コーディネーター石川水穂 産経新聞論説委員

 

平成17年12月19日付産経新聞にシンポジウム記事が紹介されました。

家族と一緒の食事訴える 京都で食育シンポ

 

神道政治連盟などでつくる「心の教育・女性フォーラム」の第五回シンポジウムがこのほど、京都市下京区のホテルグランヴィア京都で開かれ、「食育」について語り合った。服部栄養専門学校校長の服部幸應氏が基調講演。食育について@どんなものを食べたら危険か、食材を選ぶ能力を身に付けさせるAはしの持ち方などのしつけをするB米粒の一粒を大切にしようと教える−と定義し、「食を通じて人間教育をしないと、日本は再生できない。八歳までが勝負だ」と訴えた。続いて冨田和巳こども診療医療研究所所長と有村治子文部科学政務官が加わってパネルディスカッションが行われた。冨田氏は「赤ちゃんは母乳を飲み、触覚を通じて情が芽生える。しかし今の行政はジェンダーフリーなどと言って母親が育児にかかわらないようにしている」と批判。「日本は駄目だという教育の中で伝統的な子育てを蔑視する傾向があるが、古いものの良さを認識しなければいけない。まず家族が一緒に食事をすることが大事だ」と述べた。

 


 


■第4回シンポジウム開催報告

 
日 時:平成17年5月28日(土)午後1:30〜4:00

主 催:心の教育・女性フォーラム

テーマ:「教育とは何か」

会 場:広島市東区民文化

基調講演林 道義 「家庭が脳を育てる」

シンポジスト:林 道義 東京女子大学教授・日本ユング研究会会長

        冨田和巳 こども心身医療研究所所長

        山谷えり子 参議院議員・少子高齢社会に関する調査会理事

コーディネーター有村治子 参議院議員・文教科学委員会理事


■第3回シンポジウムの内容

 女性の視点から心の教育の大切さを訴える民間団体「心の教育・女性フォーラム」が主催する、「教育とは何か」を主題としたシンポジウムが5月8日、愛知県名古屋市の熱田神宮会館で行われた。約800人の参加者一同で熱田神宮に参拝した後、開会。川島隆太東北大学未来科学技術共同研究センター教授が「家庭が子どもの脳を育てる」と題して基調講演するとともに、有村治子参議院議員を進行役に、川島教授と、冨田和巳こども心身医療研究所所長、マークス寿子秀明大学教授、山谷えり子元サンケイリビング新聞編集長によるシンポジウムが行われた。
 
 

 


シンポジウムの内容が雑誌『正論』7月号に掲載されました。詳細はこちら



家庭が子どもの脳を育てる−第3回シンポジウムから−

 基調講演では川島教授が、脳の活動を画像化した映像を用い、ものを考えたり他人を理解する能力や意思決定、やる気、創造力、感情を抑制するなど、「こころ」を司る脳の前頭前野について解説した。

 ☆家族との会話が脳を活発にする                                                                 

 じっくりものを考える、テレビゲームをする、読書する、単純な計算をする、難しい計算をする・・・などの脳の状態を比較し、読書や単純な計算の繰り返しが前頭前野を活性化させることを示した。「読み・書き・計算」が前頭前野を鍛え、子どもの教育だけでなく、痴呆の予防や改善にも効果があると述べた。

 脳は3歳までに大人の90%の重さになること、神経細胞の大きさも、3歳までと思春期に急激な成長があることを示し、幼児期の重要性を強調した。また、家族との会話のほうが友人や全くの他人との会話よりも脳が活発に働くことなどを解説し、親子の会話、読書の習慣、家族での料理を推奨。さらに子ども同士の集まり、地域の交流などの効果にも触れた。

 ☆教育とは何か? 家庭の役割は?      

 シンポジウムでは、日本の子育ての現況について、両親の役割分担、保育所などに関し、さまざまな意見があげられた。冨田氏は、子どもの成長に合わせ、2歳くらいまでは母性だけでよく、思春期頃からは父性と母性のバランスが大事と論じ、日本の現状は「父性が足りず、母性は崩れ、子どもに迎合した時代」だと指摘。「三つ子の魂百まで」等の伝統的な考え方を見習うことで、子育てが自然にうまくできるのではないかと提唱した。

 マークス氏はイギリスの保育などを紹介し、日本の現状を「両方の親が子どもを捨てて外に出ているようだ」と述べるとともに、家庭で料理することを参加者に呼びかけた。
   

 山谷氏は、いわゆるジェンダーフリー=A行き過ぎた性教育、昔ながらの家族の在り方を否定するような教科書の記述などを紹介し、看過すれば「子どもの豊かな生き方が保障されなくなる」と警鐘を鳴らした。

 有村氏は少子高齢化に触れて年間34万件という人工妊娠中絶数を挙げ、「生命の大事さを伝えていくこと」の重要性を訴えた。

シンポジウムでは、今後も家庭教育の重要性を訴えていきます。